資料漁ってばかりであまり作品を見てない気がしつつ、演出力について考えたり考えなかったりしています。効果的に伝える技術磨きたいですね。
蝉法師 訳アリ坊主三人衆、嫁探しの珍道中
坊主好き健在。人外絵師の墨佳遼先生著の単行本です。
世界観と設定の妙で、蝉を法師と見立て(法師蝉っていうもんな)彼ら彼女らの7日間の生きざまを力強く描いた作品。擬人化力が高すぎてキャラクターデザインもかっこよくキャラクターもいい……熊さん尼さんと番ってほしかったなーーーーー(男女好き)念仏唱えるシーンは力強くて迫力があります。かっこよすぎる。
写して
マンガスクリプトDr.ゴトウのチャンネル内で紹介されていたので拝見したのですが、「卒業アルバムの写真を撮る」というお話で、ただそれだけ(というのも語弊があるのですが…!)の話だけど演出力が巧みで没入感がすごい。
「演出力とは、つまらないものもさも面白く見せる力」と言われていますが、例えば「ペンが転がっていく」だけでも「面白く」見せる技術のことらしいです。凝った設定とかストーリーとかではないというのが衝撃的だったこの一言で改めて演出について考えようと思ったのであった……。
世界でいちばん透きとおった物語
TikTokクリエイターのけんごさんが絶賛したとのことで書店にも大きく並び取り上げられた「電子書籍化不可能な紙媒体ならではの物語」。読み始めてから数か月経ってようやく読めました(遅)。
ネタバレ厳禁なので気になる方はぜひ…!という感じなのですが、読み終わったときはようやったな…!という気持ちになり、すごいと感動した半面、知ってしまうと世界観への没入度合いが薄れてしまったな~と個人的には思いました。
人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方
「1日1時間、必ず机の前に座る」 はい…
キャラが重要というのは(この本を読んだり学んだであろう作家さん方も)いろんな方がyoutubeとかで言っているのでそれのおさらい~具体的に!という感じでした。口語体なので読みやすいです。お客さんや周りの人物をキャラクターとしてとらえ分析する(孫氏の話とかも)という視点はなかったのでビジネスでも応用できるんだなあ……とかつての営業職であった自分を思い出しながら読んだりもしていました。キャラ作りに詰まったりキャラを起たてるってなんだ?となったときに読み返したい本ですね。
・キャラクターの3つの願いを考える
・癖(ギャップ/親しみ=人間臭さ)をつける
・しぐさで感情表現
・「物」(持ち物/乗り物/動物)でキャラをたてる
・人の噂でキャラをたてる
・状況でキャラをたてる(行動は十人十色)
・謎で魅力を引き立てる
プレミアム価格がついてしまっていて電子書籍もない状態なので、最寄りの図書館で借りるのも手かなと思います。